ある時、{かば}とはタイ語では、どう書くのと聞いたら{คาบะ}と書いてくれました。文字が四文字です。ローマ字{KABA}と同じ数です。つまり「かあばあ」と書くのです。でもAが同じ「あ」でもタイ文字では違っています。「何で違うの?」と聞くと、「か」の「ア」はケツ上がりの「ア」で、「ば」の「ア」は短く終わる「ア」だと教えてくれました。タイ語では「カアバァ」と発音まで書いているのです。
それで、今のカタカナ表記では、発音のイントネーションができないことに気がつきました。タイ語で一番難しいのはこのイントネーションなのです。そこで私は「母音と子音を分けて表記したらどうだろう」と考えました。英語の発音記号でもアクセントがついているのは母音の「ア・イ・ウ・エ・オ(ヲ)」だけです。まず、アクセントを強く発音する母音を太字にして表してみました。そしたら、意外と私の発音がタイ語らしく自然に聞こえるような気がしてきたのです。
それからはまた一段とタイ語での会話が楽しくなってきます。タイの人にも「タイ語が上手になったよ」と、お世辞を言われるようになりました。この表記方式を「かばさん表記」と、名前を付けました。 皆さんの参考になれば嬉しい限りです。
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